少子化と給料 2008 5 10

少子化→市場規模の縮小→企業の売上高の減少→給料の減少

 どんなに経営努力をしても、
少子化のスピードが、経営努力のスピードを上回れば、
経営努力も経営改革も、むなしいものと終わります。

 企業に少子化対策を求めるのは、筋違いと言われるでしょうが、
あえて、「経営努力の前に少子化対策を」と言わざるを得ないのです。

 私が、うるさいほど、「少子化対策」を主張しているのは、
「誰でも食べていける社会」を目指しているからです。
あるいは、「平凡だけど、努力していれば、いつか報われる社会」を目指しているからです。
 「人口が増えない社会」、あるいは、「人口減少社会」というものは、
どういうことか、わかるでしょうか。
これは、「限られたパイを奪い合う社会」となります。
 こうした社会では、生き残りのために、激しい競争が起き、
勝ち組と負け組に分かれていくでしょう。
やがて、このような「競争時代」を経て、「階級社会」へと変質していくかもしれません。
 また、こうした社会では、才能や財産がないと、成功することは難しいかもしれません。
あるいは、親が有力者でないと、成功への道のりは、遠くなります。
 こういうことを避けたいために、強く「少子化対策」を主張しているのです。
人口増加社会では、「パイ」が増えていきますので、
多くの人が勝ち組で、負け組は少数となります。
つまり、「誰でも食べていける社会」に近づいていくでしょう。

















































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